ビフォーアフター その② ショートカット
今回もショートカットのお客様のカット+カラー ビフォーアフター について少しづつ解説していきたいと思います!
カットは大体「お任せで!」のご注文をいただきます
いつも長年お越しいただいているお客様からは、基本はお任せが多いです。その際は、仕上がりの長さのイメージだけは必ずお客様と共有しています!
長さが変わると、イメージや雰囲気が変わるので、長さの似合わせを一番大切にしています!
髪の毛のお悩み
こちらのお客様の髪についてのお悩みは、前回、ショートにした際に襟足が浮きやすいこと、ペラペラ(薄すぎる)の襟足が嫌いということをはじめに共有してもらいました!
通常であれば襟足部分はすっきりさせたい、襟足をタイトにおさえたい方が多いのですが、
- 浮きやすいこと
- ペラペラ(薄すぎる)の襟足が嫌い
- 頭の形が絶壁
- 髪質がストレートでペチャっとしやすい
- 髪質はストレートだけど、サイド、襟足部分に生えグセがある(ある程度の長さになるとはねる)
- 顔の形
- サイドの長さ(耳にかけるのかかけないのか)
- 丸さの加減のイメージ(ボーイッシュ、ガーリー、個性的)
ということから、少し重軽のイメージにしようと思いました!
スキバサミ
また、こちらのお客様も長年担当させていただいていて、スキバサミを使用されることが苦手です。
スキバサミを使用すると、時間が経つと髪の毛が汚れてしまい、パサつきや切れ毛の原因にもなります。
当サロンでは、スキバサミを使用いたしません。ご安心ください。
カラー
カラーもいつもお任せ!でのご注文。
お任せの際は最低限、明るくしたいか暗くしたいかを共有し、色味はこちらで決めることが多いです!
長く来ていただいているお客様は色味の好みもわかっているので季節、ファッション、メイクなどに合わせてカラー剤を調合します!
今回は、
- いつも頻繁に来れないので暗めにすることが多いけど、ショートなので暗くなりすぎないようにナチュラルめに
- 色が落ちてきた時にオレンジっぽくなるのが嫌い
- 肌が弱いのでいつもカラーで刺激がある
これらのことを配慮しながら、カラー剤を調合します!
パーソナルカラー
近年、ずっと流行っている「ベージュ系」「アッシュ系」「グレー系」「グレージュ」「外人風カラー」「透明感があるカラー」「くすみ系」などがあります!
しかし、肌の白い方がベージュ系にしたいけど、顔がくすんで見えたり、顔色が悪く見えるのが嫌という時はパープル、イエロー、オレンジなどを少し混ぜくすみ過ぎないように調合します🌸
さらに近年ではパーソナルカラー診断が流行っています。
しかし、実際の好みや人によってメラニン色素の量が違います。
持って生まれた地毛の色は、主にコルテックスに存在するメラニン色素の種類と量によって決まります。
メラニン色素には、ユーメラニン(黒褐色系)とフェオメラニン(黄赤色系)があります。ユーメラニンが多くメラニンの総量が多いのが黒髪。
メラニンの総量が少ないのがブロンド。
そして、いずれのメラニンをもほとんど含まないのが白髪です。
ですので、パーソナルカラーを100%落とし込むのはとても難しいです。
今回はやや暗めだけど、透明感のある仕上がりを目指して調合しました。
しかし、日本人の髪質はオレンジ味が強く表現しにくいと言われています😥
そのために、ブリーチで脱色して色素を抜いてカラーを提案するところが多いです💦
カラー剤
カラー剤は従来その人の髪質に合わせて調合します!
例えばオレンジが強い髪質の方で、ベージュ系にしたい時はアッシュを調合し、反対にブリーチ後、くすみ過ぎないようにベージュを調合したい時はアッシュとオレンジを調合します✨(アッシュは青色でオレンジの反対色です。ここでは詳しくは割愛します。)
近年のカラー剤は上記の調合が難しいためオートマチックになり調合されたカラー剤になりました😢
このように従来、カラーの調合はカラーリストにとって難しい基礎の技術でした😣
進化と共に退化してしまった美容の技術もあります。
さらにたくさんのメーカーさんがあるのでそのメーカーさんによってそれぞれのアッシュが存在します。
今回のお客様はアッシュを濃くしなくてもくすみ系のカラーが比較的綺麗に出やすく、肌も弱いのでオーガニック系の優しいカラー剤をチョイスしました!
カラー剤自体はどのメーカーさんも昔に比べて優しくなっています。
メーカーさんによって様々ですが濃いアッシュのカラー剤はブリーチ力が高く、肌の弱い方は少し沁みることがあります。
Praionのコンセプトは繰り返しカラーを楽しめるように、安全かつ次のカラーサイクルを意識して施術を行っております!
優しいカラーなので少しアッシュの濃さは少し、弱いですが安心にカラーの施術時間を過ごしていただきました!
カラーの悩みがある方はぜひご相談ください🙇♀️!
今回は一人のお客様を施術する際の一連の流れを解説してみました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。